子どもの嗅覚を育て香りを感じる心を育てる

立冬も過ぎて少しづつ寒くなってきて、山も色づき、冬支度をはじめています。
私は、先日子どもと一緒にかりんをつけて冬支度の準備を始めました。

今この記事を読んでいる方のなかには、子育て中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたしもその一人です。
日々子育てに追われて一日は、あっという間に過ぎていきます。

そんな毎日のなかで、子どもの嗅覚について意識したことはありますか？
香りから受ける子どもたちの心への影響はどうなのでしょう？日常に取り入れたい香りとは？

わたしたちは、日々当たり前に呼吸をしています。意識していなくても、自然と匂いも感じています。

今日は、そんな嗅覚と子どもの育成についてご紹介していきます。子どもたちとの生活がより豊かになるお手伝いになれば幸いです。

こんにちは　スタッフの奥村です。我が家には小学生の娘がいます…ときどき、小さなうちの庭で草花と戯れます。

「あ～いい匂い、ミントかな？」
自分の手で触れて嗅いでみてねというと触れてクンクンしています。(笑)

こうして、経験でいろんな香りがわかるようになってきました。

子どもの嗅覚を育てる重要性
嗅覚が育たないと、起こりうること
嗅覚を育てる、心を育てる

子どもの嗅覚を育てる重要性

人間には五感、味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚があります。

この中の嗅覚ってどんな役割があるのでしょうか？匂いを嗅ぐ…それ以外には？？？

香りの成分は、嗅覚を通じて脳に届きます。脳に届くまでの時間はわすか0.2秒ほど！！
速い！！！

嗅覚を感じる脳のそばには扁桃体という人間の基本的な感情、快・不快や喜怒哀楽をつかさどる中枢があります。
さらに、扁桃体のすぐそばには、視床下部という人間の生命維持に必要な機能、自律神経やホルモン、免疫にかかわる場所があります。

自律神経は心臓を動かしたり、ホルモンを分泌させたり、自分ではコントロールすることができない＂自動的に働く神経＂です。
実は、香りの刺激を利用することで、外側から自分の意志をこの部分に直接、働きかけることができます。

このような働きをしている嗅覚を育てることは大切なことですね。

嗅覚が育たないと、起こりうること

匂いには、火事などの刺激臭・敵のにおい・食べ物のにおい等、命の危険に直結する情報が含まれています。

生まれてすぐの子どもはまだ、「新しい脳」が未成熟で、視覚も十分に発達していませんが、匂いを頼りにお母さんのおっぱいを探すことができます。
嗅覚を働かせて赤ちゃんはママを認識しています。

嗅覚は香りの認識だけでなく、さまざまな情報も届けているのですね。
嗅覚が育たないとそういった様々なことを感知しにくくなるのではないでしょうか。

嗅覚を育てる、心を育てる

嗅覚は、ほかの五感と比べて、経験との繋がりが深く、様々な香りの体験を積み重ねることが子どもの心の幅を広げることになっていきます。

教育者のモンテッソーリは、大人になるまでの期間の感覚教育を以下のように述べています。

「人は生まれながらにして自己成長発達力が備わっていて、その力によってみずからを成長発達させていきます。
その力が具体的に現れるのが、「敏感期」と呼ばれるもの。

私たちは身辺の現象や事象を認識するために、「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」といった五感を使い、「記憶」「想像」「思考」といった知性を働かせます。

そのため、「感覚」は人間のすべての知的活動の基礎であり、『感覚教育』は教育学上非常に重要な意義をもつ、といっても過言ではないでしょう。」

この感覚を育てる大切な時期に、私たちの身の回りには柔軟剤やシャンプー・ボディーソープなど様々な香りがあふれかえっています。
それらは、子どもたちの嗅覚に大きな影響を与えています。

だからこそ！外に出て、草花・季節・天気の香りなどを嗅いだり、料理をしながら鰹節の出汁・レモンの皮・ケーキの焼けるにおいを経験することが、子供たちの豊かな感受性を育てることへと繋がっていくのではないでしょうか。

その時々のどの香りも、思い出と一緒に記憶となって心に残っていきます。
そして、豊かな日々を過ごすためにも、日常からより良い香りを取り入れていくことがとても大切です。

バリバリーのフレグランスは自然栽培作物を中心に使用し、加熱精製を行わない製法で製造しています。

加熱精製をしないことで、通常は失われてしまうミネラルや微細な香り、自然のエネルギーもそのまま。長く香りが残らない繊細と儚さが特徴です。
より自然に近い香りは、繊細な感覚を育てていくのにぴったりですね。

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