香水や柔軟剤、食べ物など、匂いに敏感で気分が悪くなる「嗅覚過敏」。
匂いで酔いやすく、電車やバスに乗るのも辛いというのはとても生活しづらいことです。
今日は「感覚過敏」の中でも匂いに敏感な人へ向けて、その症状や原因、対策に便利なバリバリーの商品についてご紹介します。
こんにちは。
バリバリースタッフの川嶋です。
さて、最近は庭の金木犀の香りがすっかり薄まってしまって、秋も終盤にさしかかったのだなと感じています。
例えば《ほんのり金木犀が香る》その時までは全く意識にもなかったのに、その匂いがするだけで急に季節を感じると思うと、嗅覚はかなり直接的に意識や思考に結びついているようです。
今年話題となった曲でも、香水の匂いが昔を思い出させるというように歌っていたり、自分を特徴づける香水や柔軟剤にこだわっている人も多いでしょう。
せっかく誰かがこだわっている香りなのに、具合が悪くなってしまう。
ここではその謎や対応策に早速せまっていきます。
匂いに敏感な感覚過敏とは?
「感覚過敏」とは、その名の通り感覚がとても過敏になっていて、なおかつそれが不快である症状を指します。
感覚と言っても視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感には限らず、温度感覚や並行感覚など、人によって様々に過敏になっている感覚があります。
視覚がとても過敏になっていることを「視覚過敏」と呼び、聴覚にとても敏感になっていることを「聴覚過敏」と呼びます。
一つの感覚に関して過敏になっていることもあれば、視覚と聴覚の両方など、複数の感覚が過敏になっているということもあります。
今日主に取り扱う、匂いにとても敏感な感覚過敏は「嗅覚過敏」と呼びます。
感覚過敏の症状と原因
感覚過敏で不快に感じるものや症状は人それぞれで、その人にしかわからないということも多いです。
匂いに敏感な「嗅覚過敏」の人についても、食べ物や体臭など、特定の匂いで体調が悪くなる人もいれば、強い匂い全般が苦手と言う人もいます。
また、香水や柔軟剤など通常の人にとっては良い匂いでも、嗅覚過敏の人には苦手な場合もあります。
症状としては頭痛や吐き気などがありますが、人によって様々です。
電車やエレベーターに乗ったとき、香水や体臭の匂いで気分が悪くなったり、柔軟剤の匂いが鼻についたりする人は「嗅覚過敏」の症状があると言えます。
では、こういった嗅覚過敏のみならず、感覚過敏の症状が出る原因とは一体何なのでしょうか?
感覚過敏研究所によると、感覚過敏の原因は主に6つあるとされています。
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- 発達障害HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)生まれ持った気質
- うつ病
- 認知症
- 脳卒中やてんかんなどの脳の病気
- 交通事故などによる脳へのダメージ
出典元:感覚過敏研究所|感覚過敏とは
発達障害の方の生きにくさの要素として感覚過敏の特性があることが多いとされていますが、感覚過敏だからといって発達障害だということではありません。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)というのは、最近ではよく聞く単語ですが、生まれ持って繊細で感受性が強い人のことで、その気質のために感覚過敏のような症状が出ることがあるそうです。
その他うつ病や脳の病気、ダメージなどの症状として感覚過敏がでることがあります。
また、感覚過敏と合わせて注意したいのは「化学物質過敏症」という疾患です。
この疾患は農薬や香水、化粧品など日常生活で触れる化学物質に反応して気分が悪くなったり、肌が痒くなるなどの症状が現れます。
香水や柔軟剤の匂いが苦手だと思っていた人も、もしかすると微量の化学物質に反応している可能性があります。
感覚過敏の方の対応策
では最後に、自分は感覚過敏かもしれないというとき、どのようにこの症状と付き合っていけばいいのでしょうか?
まず、感覚過敏以外にも気になる症状がある場合は、症状のある部位に応じて受診し、病気の可能性がないかを確認しましょう。
身体に病気が見つからないとき、感覚過敏は原因不明な場合もありますので、無理に治そうとするよりも上手く症状と付き合っていくことが大切です。
匂いに敏感な嗅覚過敏の方の対応策としては
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- 外出する時にマスクを着用する。
- 不快な匂いを嗅いでしまったときに、自分が好きで落ち着ける香りを嗅ぐ。
ということが挙げられます。
最近では感染症対策のためにも、外出先でのマスクは必須で様々なマスクが売られるようになりましたが、嗅覚過敏の方の中には新品で買ったマスクの匂いが苦手だという人もいるのではないでしょうか?
大量生産のマスクは洗浄が不十分であったり、石油系の香りが残っているものがあります。
感覚過敏の症状だと思っていたけれど、化学物質過敏症かもしれないという場合はもちろん、そうでなくてもできるだけ安全で快適なマスクを使用したいものです。
そんな方は、工業製品のマスクではなく素材や製造過程にこだわったマスクがおすすめです。
バリバリーのシルクマスクは糸から染料、染料の過程まで化学染料を一切使用せず天然素材にとことんこだわって作られています。
もともとアトピーや感覚過敏に悩んでいたバリバリーの代表が作ったマスクは、感覚過敏の方にも安心してお使いいただけます。
天然の草木染めで染色されたマスクはつけ心地もとても良く、楽に呼吸ができ、”マスクを通じて浄化された空気が入ってくるイメージ”というお客様の声も頂いています。
一度このマスクを付けたら、他のマスクには戻れないかもしれません。
合わせておすすめしたいのはバリバリーのマスク用フレグランスです。
バリバリーのマスク用フレグランスは中世のポマンダーを意識してつくられたシナモンとクローブの香りで、自然栽培の植物を非加熱未精製で抽出しているため、香りの命の成分が生きています。
また、通常のポマンダーのレシピに加えて、天然の龍涎香(アンバーグリス)まで入っています。
龍涎香とはマッコウクジラの結石で、現在では人工合成されたものが出回っているため、天然素材は幻の香料と呼ばれています。
香水ほど強く香らず、身体に入っても問題ない成分なので、マスクに直接かけて使用できます。
自分が落ち着ける香りをお守りのように持ち歩いていると、外出先で苦手な匂いを嗅いでしまったときも安心です。
その他、バリバリーには様々なフレグランスがありますので、お気に入りの香りを見つけてください。
リベレーションブランドbariberry
外出するのにも気を使い、色々と敏感になってしまいがちなご時世ですが、そんなときだからこそ身体や心の声を聞いて、慈しんであげたいものですね。