知ると面白い!動物性香料の種類と活用例

知ると面白い!動物性香料の種類と活用例 非加熱フレグランス
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“香り” というと、何を思い浮かべますか?多くの方が、パッ‥‥と 花や植物の香りを思い浮かべるかと思います。

しかし、昔ながらの香りには植物だけでなく「動物」から生まれた香りも存在しているのをご存知でしょうか。

今回は、動物性の香料には どんな種類があるのか?また、どんな特徴があるのか、など歴史的な観点からも紐解いていきます。

その中から、現代の私たちが日常的に活用できる、動物性香料についてもお伝えしていきますよ!

動物性香料の種類と、その特徴

先ずは、動物性の香料には どんな種類があるのか‥‥を知っていきましょう。
今回ご紹介するのは、動物性と言えばコレ!という、代表的な4種類です。

[香料名] 麝香(じゃこう / musk)

麝香

[部位] ジャコウジカの雄の、生殖腺のう

[主な産地] 中国・ネパール・シベリアなど

[香料名] 霊猫香(れいびょうこう / civet)

霊猫香

[部位] ジャコウネコの尾部にある、一対の分泌腺のうから掻き出したペースト状の物質

[主な産地] 採取のための飼育は、現在アフリカ産のみ

[香料名] 海狸香(かいりこう / castoreum)

海狸香

[部位] ビーバーの生殖腺に沿ってある、一対の分泌腺のうを切り取って乾燥させたもの

[主な産地] ヨーロッパ・アメリカなど

[香料名] 龍涎香(りゅうぜんこう / ambergris)

龍涎香

[部位] マッコウクジラの腸内にできた結石

[主な産地] 南洋など


しかし、これらの動物は絶滅の危機にある種とされ、「ワシントン条約」によって保護されており、取引は禁止されています。

よって現在は、これらの香りを化学合成したものが、一般的には出回っていることが多いのも事実です。

歴史からみる、動物性香料の活用例

では、ここからは動物性香料が昔から どんなふうに使われてきたのか?を知っていきましょう。

薬としての活用

香りとしての利用だけでなく、医学面では薬としても活用されてきた歴史もある動物性香料
では、どんな場面で使われてきたのか、知ってみましょう。

香料名 薬としての活用法
麝香(じゃこう) 興奮・強心・気つけ薬・鎮痙薬などに。
霊猫香(れいびょうこう) 精力・滋養強壮・媚薬・消炎・鎮痛・強心などに。
海狸香(かいりこう) 頭痛、発熱、ヒステリーの治療薬などに。
龍涎香(りゅうぜんこう) 媚薬・性欲促進薬・健康増進・妊娠促進などに。

練香・薫物としての活用

さて、日本でも古くから動物性香料が使われてきたのをご存知でしょうか。

今では雅な遊び‥‥そんなイメージもある「香道」。
その中の一つ、薫物合(たきものあわせ)」では、植物性や動物性の香材料を好みの量で混ぜ合わせて作り上げる「練香(ねりこう)」を披露しあったり・香りに合わせて和歌を詠んだりします。

そして、この香道では 動物性香料として、先にお伝えした代表的な4種類の他にも、以下のものも香りの材料として使われてきたそうです。

香料名(よみかた) 由来動物と特徴
貝甲香(カイコウコウ) 巻貝の蓋。
粉末にして調合香に用いる。保香剤として重要な役割を果たす。
一角(イッカク) イッカクの角。
イッカクの雄の 門歯が発達したもの。長さは約2メートル。解熱、解毒作用がある。
牛黄(ごおう) 牛の胆嚢、又は輸胆管内に生じた結石。
球形、又は塊状で直径1~4cm。解熱、鎮静、強心作用がある。
[ 上記:引用情報 ] 山田松香木店

実際、私(Naru)は 京都で練香作りの体験をした際に、基本材料の一部として 天然の「麝香」と「龍涎香」に触れる機会を得ました。

練香づくり

どちらも希少性が高いもの。
直接 嗅いでみましたが、そのままの形状では匂いがキツい。人によっては鼻をつまみたくなる‥‥そんな香りでした。

しかし、動物性香料の面白い点は、ほんの小さな数粒~薄めた状態(抽出濃度や、他と混ぜたりなど)によって、香りがかぐわしく・上質なものへと変化するのです!

香りの世界って、とても興味深いですね。

注目したい動物性香料「龍涎香」

先にご紹介したように、動物性香料の多くは、絶滅の危機に瀕していたり‥‥など、様々な理由や世界的な条約で、その天然動物性の香料 “そのもの” として手に入れるには、制限が多いものがあります。

そこで大注目したい動物性香料が、「龍涎香」です!

龍涎香

他の動物性香料の多くは、動物を殺して切り取ったり・動物の身体から掻き出すなど、動物自身に痛みなどを伴う方法で採取されるのが、昔ながらのやり方。
(※現在はワシントン条約で禁止されています。)

しかし、「龍涎香」の昔ながらの採取方法は、マッコウクジラから排泄された結石が、海の上をプカプカと漂って、それが偶然 浜辺などに打ち上げられたものを手にする、というルートです。

ただし、捕鯨時代には、腹を裂いて採取していた歴史もあります。

排泄されて直ぐの龍涎香は、真っ黒で、糞の香りがとても強いそう。
しかし、数十年~百年近く海の上で太陽に照らされ、風にあたり、そして海水の中で漂うことで‥‥香りに変化が出てきます。

最高級の品質とされるホワイト龍涎香は、百年近く~それ以上 漂ったもの。 見た目も白っぽく変化し、香りは更に奥深さが出て‥‥えも云えぬ馨しさに!

自然の力って、偉大ですね。

日常に「龍涎香」を活用する

というわけで、今回は媚薬としても使われてきた「龍涎香」を 日常で活用できる製品として現代に蘇らせた、バリバリーの龍涎香シリーズをご紹介します。

ちなみにバリバリーで取り扱う龍涎香は、すべて「鯨や環境保護の為に、海岸漂流物のみを使用」しています。つまり、昔ながらの方法で入手したもの!

そして、「独自基準の選定した良質な龍涎香のみを、非加熱で じっくりと香りとエネルギーを抽出し、+ 最新の安全な技術で滅菌処理を行った」高品質な製品なので、自信をもってオススメ致します。

マスク用フレグランス

マスク用フレグランス

マスク用フレグランス 10ml:2,420円(税込)

マスクが必須な場面が多い今のご時世に オススメしたい、龍涎香入りの「マスク用フレグランス」です。

医療関係に勤めていらっしゃる方に、使っていただいたところ‥‥安心感を感じられる このフレグランスの香りに、とても好感を持っていただきました。

このフレグランスは、中世のポマンダーをイメージして作られた香り。

初めて触れるときは、少しスパイシーさをツン!と感じる人もいるかもしれません。
しかし、よく振ってから シュッとスプレーすると‥‥ふわっと優しいオレンジの香りに、シナモンとクローブのスパイスが混じり合うことで、美味しさや懐かしさを感じられます

そして時間の経過とともに、ゆっくりと “龍涎香の甘く安心する香りとエネルギー” で、無意識のうちに強張っていた心身がホッと緩んでくる、そんな魔法のような香りなのです。

10mlのスプレーボトルですので、ポケットや鞄に 一本入れて持ち歩いていただくのにも、ちょうどいい安心のサイズ感です。

龍涎香キャンディー

龍涎香キャンディー

龍涎香キャンディー 100g(個別包装込):1,980円(税込)

他にはない、魔法のような媚薬キャンディー
老舗の飴屋さんと、龍涎香について研究を重ねているバリバリーがタッグを組んだことで、現代に誕生した一品です。

なんと、飴の中に 貴重な龍涎香ティンクチャーの香りとエネルギーが入っていることで、「豊かな幸せと喜び」を味わえます

スタッフ Naru

舐め始めは、それぞれの香りが個々に主張しているかように味を感じて、徐々に香りが調和していき、まったりと馴染んでゆく

エネルギーがじわじわと、口から喉へと下降し始めて、ハートを軽く刺激したら‥‥じゅわわ~っと第二チャクラ(子宮やお腹周り)まで浸透していき、じんわりと満たす体感がやってきた!

そうして、子宮や陰部までが “艶やかなエネルギー” で満たされていく頃、龍涎香キャンディーは 口の中で小さく小さくなり、馨しい香りが鼻へと抜ける。

そして、下半身に満ち満ちた:喜びと官能のエネルギーの一部が 香りとともに上昇して、対となる第六チャクラへと抜けてゆく
そんな味覚体験をしました。

そう、それは思考ではない / 頭で考えることは自然と停止して、ただただ身体を通して 感じてゆく、深い深い瞑想のような時間
味わった者にだけに与えられる、豊かな多幸感と満たされる喜び

一人で 味わうも良し。
愛する人との触れ合いの時間に味わうのも、最幸のエッセンスとなるでしょう。

舐め終えた後の方が、その香りとエネルギーが より強くハートチャクラに浸透してきて、きゅーーーん!と感じられるときもあります。

このキャンディーは、舐めているときだけでなく、舐め終えたあとの時間にこそ、ゆっくりと感じる時間を持ってほしい。(10~15分)

官能と喜び、幸福感と愛
恋する女子にも、ぜひ舐めて “龍涎香の香りとエネルギー” を身体の内側から取り入れてスイッチをONにして、ラブパワーを上げるのにも使ってほしいアイテムです。

【ブラウン龍涎香入り】名前はまだない豊かさの循環フレグランス

名前はまだない豊かさの循環フレグランス

【ブラウン龍涎香入り】名前はまだない豊かさの循環フレグランス(サンプル) 5ml1,500円(税込)

【ブラウン龍涎香入り】名前はまだない豊かさの循環フレグランス(クリスタル入り) 30ml8,800円(税込)

今回は、海の上で30年ほど漂流の “ブラウン龍涎香” を配合した「豊かさの循環フレグランス」です。

ブラウン龍涎香は、ホワイト比べて漂流年数は少ないですが、そのぶん獣感が強い香りで、バランス良く調香することにより ホワイトには無い “魅惑の香り” に仕上がります

(ちなみに、成分的にもブラウン龍涎香は 糞ステロイドが含有されており、美容的にも良いとされています。)

初回ロット版(100年以上漂流した:古代ホワイト龍涎香入り)をお持ちの方は、ぜひ!その香りとエネルギーの違いに驚いていただきたい。

なお、今回の「ブラウン龍涎香入り」と 初回ロットの違いは、香りだけでなく! エネルギー的にも、より現実を動かしてくれる:地に足ついたパワフルなエネルギーとなっています。

そして、クリスタル入り版の方は、初回ロットは クリアーになるクリスタルが入っていましたが、ブラウン龍涎香バージョンには これからの時期に合わせて、”エネルギーがチャージされるもの” を入れて作られています。

ブラウン龍涎香入りの香りを纏い、「豊かさの循環」をアップデートしていきましょう♪

幻の媚薬オイル(非加熱の香り)

幻の媚薬オイル

幻の媚薬オイル(非加熱の香り) 20ml14,300円(税込)

古から媚薬としても活用されてきた龍涎香を、現代に蘇らせました。
とろ〜っと濃厚な魅惑のエネルギーで、肌から深部へと浸透していきます。

全身にお使いいただけますが、媚薬的にピンポイントでお使いいただくのもオススメ!
練り香水の様に、耳のウラや鎖骨、手首などに1~2滴をクルクルと塗りこみます。体温で温まり馴染んだ龍涎香が、香りとエネルギーで きゅーんッと 高揚感を引き立ててくれますよ。

お母さんのためのくじらオイル

お母さんのためのくじらオイル

お母さんのためのくじらオイル(サンプル) 30ml6,800円(税込)

サンプルとなっていますが、たっぷりとお使いいただける30ml量
幻の媚薬オイル」との違いは、お母さんに塗ってあげるのに最適な濃度を割り出して作られたマッサージオイルなのです。

■ 幻の媚薬オイル【龍涎香】感想 ~母に塗ってみたら~
https://www.bariberry.jp/blog/archives/9256

商品名は「お母さんのための~」と なっていますが、いつの間にか女性性に蓋をして過ごしてしまっている:全女性に触れていただきたい商品。

濃度にこだわって作られた “くじらオイル” だからこそ、ググッと蓋をしてしまった女性性にジワジワと浸透していき、女性性を開くことの喜びや安心感を与えてくれます

■ お母さん用オイル作成中 ~働きかける深さと濃度決定~
https://www.bariberry.jp/blog/archives/9267

女性性へのアプローチにおすすめは、ハートチャクラ・胸腺の周辺に “くじらオイル” を優しく塗ってみてください
伸びがいいので、1~2滴でも充分に胸全体へと “龍涎香の香りとエネルギー” を浸透させていくことができますよ!

可能ならば、バックハートチャクラ(背中側)にも塗ってあげてくださいね。
ゆっくりと凝り固まったエネルギーが、フロント + バックの両方からのアプローチで、解けていく速度が高まります。

そうして、女性性を開いていく楽しみや安心感を素直に受け容れる体制ができた時に、更なるステップアップとして‥‥「幻の媚薬オイル」や「龍涎香キャンディー」を日常に取り入れる、そんな組み合わせもオススメです!

生命のフレグランス「陰」と「陽」

生命のフレグランス 陰・陽

生命のフレグランス~陰~ 10ml5,500円(税込)

生命のフレグランス~陽~ 10ml5,500円(税込)

バニラ・龍涎香・ベチバー・ローズウォーター・蒸留水・エタノール・波動医学レメディ
バニラ・龍涎香・シナモンムスク・ローズウォーター・蒸留水・エタノール・波動医学レメディ

上記を見てもらうとわかる様に、陰と陽の違いは、それぞれのテーマにより、調香内容が変わります。

実際に使い比べると、よりハッキリと 香りとエネルギーの違いに気づきますよ!

は、静寂の香りと云われる「ベチパー」が調香されているので、とろけるようなバニラや龍涎香の甘い香りに包まれながらも、スーッと落ち着きを得られるエネルギーになっています。
ゆっくり休みたいなぁ・落ち着きたいなぁ~、余計な力を解いて エネルギーチャージしたい時にも活用いただきたいアイテムです。

には、旧約聖書でシバの女王が愛の贈り物としてソロモン王に贈ったという話もある:スパイス「シナモン」と、媚薬・催淫作用もある「ムスク」が調香されているので、より官能的な香りで ハートや第二~第一チャクラにもエネルギーが強く浸透していきます。

ちなみに、龍涎香は 女性ホルモンを‥‥、ムスクは 男性ホルモンを‥‥スイッチONにする香りと言われています。

どちらも使うシチュエーションや時間帯はお好みですが、「生命のフレグランス~陰と陽~」はその名の通り:生命エネルギーの調整に役立ちます

実は、生命のフレグランス開発中の裏話として、スタッフの懐妊が続く‥‥という、まさか!で嬉しいハプニングもありました。

男女ともに、ご自身の生命力アップとしても ご愛用いただきたいセットです。

アンバーグリスチンクチャー

アンバーグリスチンクチャー・ナチュラルブラウン

アンバーグリスチンクチャー ナチュラルブラウン 10ml10,780円(税込)

アンバーグリスチンクチャー・エンシェントホワイト

アンバーグリスチンクチャー エンシェントホワイト 10ml27,500円(税込)

とても貴重な天然「龍涎香」の香り。特に「ホワイト」の方は、最高級の品質になります。

この製品シリーズは、ご自身で香りを作られる方にオススメです。
お手持ちの精油や、バリバリーのフェアリーフレグランスオイルのシリーズと組み合わせていただくことで、唯一無二のオリジナルな香りを作りだすことができます。

■調香に、組み合わせ抜群な “非加熱オイル” シリーズ
フェアリーフレグランスオイル・カモミール 20ml4,180円(税込)

フェアリーフレグランスオイル・トンカビーン 20ml4,180円(税込)

フェアリーフレグランスオイル・バニラ 20ml4,510円(税込)

フェアリーフレグランスオイル・ローズマリー 20ml4,180円(税込)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

動物性香料といっても、現代では とても希少性が高く・入手困難なものが多い中‥‥バリバリーの「龍涎香」は、長年の研究と独自の非加熱製法から、安定して皆さまに手にしやすいようにと、製品化に努めております。

天然の龍涎香から生まれるバリバリーの非加熱ティンクチャーは、香りを抽出するにも 植物と比べて、よりじっくりと時間と手間をかけています。

実は「龍涎香」の香りには、とても個体差があります。
そう、あなたが今 この瞬間に手にする龍涎香の香りは、ある意味:一期一会! だからこその、より魅惑的で媚薬効果も高いと云われる所以なのかもしれません。

実際、私(Naru)は この2ヶ月間 集中的に「龍涎香」シリーズで、自作の美容セラムを作り、毎日 顔~首周りに塗って活用しています。

面白いことに、龍涎香は女性ホルモンに働きかける‥‥という効果なのでしょうか?!
いつの間にか、バストに張りが出てきて、サイズに変化を感じるようになってきました。

実際に直接、バストケアとして塗った回数は、2ヶ月のうち片手で数えるほどで、基本は顔や首からの浸透が主。

よく精油は、肌から成分が浸透すると約10分後には全身に巡ると言われていますが、同様の美容効果なのでしょうか♪
うふふ、何だか嬉しい変化にワクワクしています。

皆さまもぜひ、ピンッ!ときた時に‥‥龍涎香の香り(製品)たちと出会って、触れてみてください。

そして、魔法のような動物性香料の「龍涎香」を纏い、日常に 更なる喜びと輝きを招き入れて、ますます豊潤な人生を手にしてくださいね♪

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