琉球は江戸時代には竜涎香の一大産地で
「琉球には豊富に竜涎香が産出する。それも最も質の高いもので、とりわけ白い竜涎香は世界でもっとも良質の竜涎香だ」と記載されるほどでした。真栄平 房昭「南蛮貿易とその時代」
琉球の「通航一覧」によると竜涎香の扱いは年に17箱、50袋などと記録されていますので、周年にわたって多く産出されていたようです。詳しくは、1644年17箱、1710年50袋、1712年30袋、1714年50袋、1715年1箱、1718年2箱、1719年30袋、1731年30袋、1748年200袋、1764年150袋、1790年150袋との記録が残っています。この箱と袋の表現の違いですが小ぶりのものが幾つも袋に入れられていた。形の大きな1個はそれぞれ箱に入れられて特別に扱われていたと考えられます。
このように豊富に見つかっていた竜涎香ですが、江戸時代以降記述が大変少なくなっていきます。
江戸時代末期から日本近辺に行われるようになった西洋式捕鯨により、マッコウクジラは絶滅寸前まで追い込まれました。
それゆえ、竜涎香は漂着しなくなり、また拾う文化も途絶えてしまったと思われます。
ただ、現在、クジラの保護活動のおかげで、
マッコウクジラの数は江戸時代の数まで回復しているとのこと。
そう考えると江戸時代と同じく、沖縄では豊富に竜涎香が取れる可能性が高いわけです(^^)
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