さとぶ勇者の覚書《私も「そのまんま」を出してみる》M.Sさんのご投稿です☆まとめ記事２♪

村元聡美 2015年3月19日 ·

【私も「そのまんま」を出してみる】

明日は新月。その次は春分。要らないものを脱ぎ捨てて、次の新しい一歩を踏み出す、生まれ変わりの時期みたい。私と仲間が主催する、剣持奈央さん秀樹さんのトークイベントも、要らないものを脱ぎ捨てて、さらけ出して、裸のコミュニケーションがテーマのひとつだから、私もまたエイヤっ！と勇気を出して、そのまんま、さらけ出してみます。苦手な方はごめんなさい！でも、出したいのだ〜！

………… 以下の文章は、イベントの準備の進捗がなかなか進まず、どうしていいか分からなくなって、ひとりぼっちの気分になっていた時、メンバーの一人が発奮してくれて、怒りとともにお尻を叩いてくれたの。その時、もう一度原点に帰ろうと思って、これまでを思い出して、主催メンバーに当てて書いた文章です。

…………… 【原点に立ち返って思ったこと】５・９のイベント開催に向けていままで出来ていなかった具体的準備、というか私は何もできていなくて、皆がまずい！と思って動いてくれて、本当に助けられています。ありがとう。いま、なんで奈央さんを呼びたい！と思ったのか、私の原点をもう一度振り返っています。思ったことを、皆に分かち合いたいと思います。長いしまとまりがないけど、読んで貰えると嬉しいです。先日、このイベントのタイトルをどうするか、について、よっしー・あこちゃん・私で話し合いました。その時に、こんな話をしました。

……… 「性」って「さが」とも読むよね、「さが」って、本当の自分自身の、裸ん坊の、言葉にもならない直感で感じる譲れない大事なものだよね、でもそれは、常に変わる可能性を秘めていて、それに嘘をついたり、ずっと衣を被せて隠していると、苦しくなる。それに嘘をつかず、素直に感じて生きていきたいし、その素直さをさらけ出しても、そのままでいいよ、と言える関係性が一番身近な人と作れると、すごくいいよね。

……… 本当にそうだなぁと思いました。誰にも彼にも裸を見せる必要はないけれど、一番身近な人には裸を見せたい。裸のあなたでいいよという間柄でいたい。そしたらとっても安心するから。パートナーとセックスをするときに、身体は裸でも、心に衣を被せたままだと、ギクシャクしたり不満が溜まる。私もそうでした。身体も心も裸で、そのままでいいよ、って言われたかった。そのままで大好きだよって包み込まれたかった。でも自分でも嫌いな自分を、好きな人に見せるのは怖かった。自分のことも、衣を被せすぎて、何が心地いいのか心地悪いのか全然分かってなかった。私は、結婚してすぐSEXレスになって、排卵障害で不妊と診断され、不妊を理由に離婚を切り出され、離婚後の自分は女としてズタボロでした。でも自分で自分をこれ以上ズタボロにしたくなくて、仕事で夢を追いかけながら、ヒーリングやセラピーを受けました。でも、受けても何かピンとこない。女性性の解放、ありのままを受け入れる、など綺麗な言葉は並ぶけど、表面はいい感じになるんだけど、全然ピンとこない。今思えば、「綺麗ごとでまとめんじゃねえよ！」という苛立ちや怒りが募ってたと思う。こちとら小さい頃からブスでデブで、痩せたと思ったらもて始めたけど自分で自分を大事にできてないから、さんざん男に傷ついてきたんだよ！不妊だし身体も女としてポンコツだし、どうやったら女の自分を大事に出来んだよ！好きになれんだよ！もう綺麗ごとは沢山だ！！ ……… 笑。

正直、こんな感じだったと思う。そんな時に、がっきーのFBシェア記事で、奈央さんのブログに出会い、衝撃を受けました。奈央さんは、上っ面ではない、本当に本気で自分を大事にするということ、一番みんなが隠しておきたい「性」を、本気で大事にして、自分で自分を救った人なんだと分かりました。奈央さんは、10代でレイプにあうという命の尊厳も性もボロボロにされる経験をし、そこから這い上がっていった人です。

今それを軽やかに可愛らしく伝えてくれる裏に、どれほどの苦労や努力やドロドロがあっただろう。「この人の話が聞きたい！！」と強く思い、ブログを読みメルマガ登録し、ひとり宇宙もあれこれ試してみて(えへ) その頃は東京でしかほとんどお話会もなくしかも高かったので、「行けないなら呼びたい！」と一人思っていたら、奈央さんを呼びたい〜！というがっきーの声が聞こえてきて、「実は私も…！」と思い切ってカミングアウト。でも呼ぶならまずちゃんと奈央さんを知って自分も自分をさらけ出したい！と思い、奈央さんの東京サロンで開かれていた「分かち合いの会」に申し込み、奈央さんにアポをとって、東京まで会いに行きました。今思うとめっちゃお金かかっとるやん〜。笑。奈央さんは、どこの馬の骨とも知れぬ私に気さくにお話してくれて、お話会のイメージが固まったら、また声かけてね、と言ってくれました。分かち合いの会でも、今まで言えなかったドロドロの自分を吐き出して、それをただ受け入れてくれることが、どんなに救いになるんだろう、ということを、心底実感しました。

奈央さんを名古屋に呼ぶその日まで、私も何かしたいと思って、何よりもっと自分を好きになりたくて、自分も分かち合いの会を真似て、「ゆるふわてぃ」という性や今まで言えなかったことを安全な場で分かち合う会も開いたりしました。よっしーにも、その際お世話になりました。名古屋で開かれた奈央さんと秀樹さんのトークライブにもいきました。誰かと心地いい関係を作るには、まず自分を諦めないで、欲望も汚い部分も全部、丸ごと生きること。それがあって、相手の全ても受け入れられるんだということ。そして2人がどうありたいかも、常に誤魔化さず、本気でぶつかることを恐れずに、壊して作ってを繰り返していくこと。本気のコミュニケーション。 2人のあり方に、憧れました。

そして、今、私も自分と向き合って、前より自分が好きだし自分の感覚に忠実になっている。でも、昨日気付いたんだけど、男の人が、正直まだ怖いです。また駄目出しされたら、と思うと怖い。だから彼が欲しいと言ってるけど心底では超怖がってるの。超絶恥ずかしいけど。みんなに駄目出しされるのも怖い。主催者なのに何も出来んと思われる、誰かやってよ！って言ったら嫌われる、離れていっちゃう、と思ってた。こんな主催者です() 主催者が一番ヘビーで怖がりで重たいかもしれん。でも、いろんな想いがこのイベントに乗ってていいと思うので、主催者が一番ヘビーでいいかもしれない。いま、原点に立ち返ったらこんな気持ちが出てきました。集まってくれたみんなに感謝しかないです。

怖さや感謝や情熱など全部を持って、最後までやり抜きます。長いしまとまりないけど、読んでくれてありがとう。

——————— 2015年5月9日（土）開催『劒持奈央・秀樹　性とパートナーシップのお話 in能楽堂』 ◇facebookページ◇ https://www.facebook.com/events/1546880628898208/